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EG Synchro FXサポートです。
今週のレビュー
今週のユーロドル相場(EURUSD)は、週初1.1452で寄り付いた後、早々に週間高値1.1464まで上昇しました。
しかし、一目均衡表転換線に続伸を阻まれると下記要因で週末にかけて、昨年7/6以来、約1年4ヵ月ぶり安値となる1.1250まで急落しました。
- 欧米金融政策の方向性の違い
- 欧州当局者によるハト派的な発言(シュナーベルECB専務理事やデギンドスECB副総裁によるハト派的な発言)
- 英EU間における北アイルランド議定書を巡る警戒感
- 欧州経済を巡る先行き不透明感(資源価格の高騰や新型コロナウイルスの感染再拡大懸念)
- 地政学的リスクの高まり(ロシア軍によるウクライナ侵攻リスクやポーランドとベラルーシの軍事衝突リスク)
- テクニカル的な地合いの弱さ(強い売りシグナルが複数点灯→心理的節目1.1400や1.1300を下方ブレイク→短期筋のロスカット発動)
- 米経済指標の力強い結果(米金利上昇に伴うドル高圧力)
- 欧米株の軟調推移や欧州債利回りの低下
来週の見通し
ユーロドル相場は9/3に記録した直近高値1.1910をトップに反落に転じると、
今週末にかけて、昨年7月以来、約1年4ヵ月ぶり安値となる1.1250まで急落しました。
この間、一目均衡表転換線や基準線、ボリンジャーミッドバンドや21日移動平均線を下抜けした他、強い売りシグナルを示唆する一目均衡表三役逆転や移動平均線のパーフェクトオーダー、弱気のバンドウォークも継続するなど、
テクニカル的に見て、地合いの弱さを決定づけるチャート形状となっております。
ファンダメンタルズ的に見ても、以下の原因でユーロドル相場の上値を抑制する材料が増えつつあります。
- 欧米金融政策の方向性の違い(米利上げの前倒し観測が高まる米国と、金融緩和の長期化が見込まれる欧州との金融政策格差)
- 欧州圏を巡る新型コロナウイルスの感染再拡大懸念(オーストリア政府は11/22から全土でのロックダウン再導入を決定。ドイツは全土でのロックダウン再導入をひとまず否定するも懸念は拭えず)
- 上記を背景とした欧州経済の先行き不透明感
- 北アイルランド議定書を巡る英国・欧州連合間の確執懸念
- ロシア・ウクライナ・ポーランド・ベルラーシを巡る地政学的リスク
今週のFX用語
追証(おいしょう)
追証(おいしょう)とは追加証拠金の略称でありマージンコールとも呼ばれ、
信用取引や先物・オプション取引、外国為替証拠金取引、CFD取引などにおいて、
差し入れている委託証拠金の総額が、相場の変動等によって必要額より不足してしまった場合に追加しなければならない証拠金のことをいいます。
ちなみに、Myfx Marketsではゼロカットを採用していて、口座の残高がマイナスになってしまっても追証を支払う必要がなく、投資金額以上の損失は Myfx Marketsが補填してくれるので、トレードで借金を抱えるということがありません。
※国内のFX会社では「ゼロカット」機能は金融庁の指導があって禁止されているので、損失補填は絶対にしてくれません。
海外FX業者であるMyfx Marketsはしっかりと「ゼロカット」に対応しているので安心してトレードが可能です。
今後、このような記事形式で今週の振り返りと来週の見通しをお伝えしていきたいと思います。引き続きどうぞよろしくお願い致します。